Return to site

ウイグルに旅した時に国とは何かを考えた話

· 中国

半年先の話ですが、中国の国慶節についてふと思い出しました。
国慶節は10月1日から始まり、約1週間の大型連休となっております。
国慶節自体の意味は、中華人民共和国建国記念日です。

私が留学に来て半年立った時がちょうど国慶節の時期でした。
友達と3人で一緒に新疆ウイグル自治区に旅行をしたことを思い出しました。

前置きが長くなりましたが、本当に書きたいのはウイグルの事です笑

ウイグルの旅行では、都であるウルムチと、かつての王国カシュガル(中国鉄道最西端の都市)を訪れました。
この街は一言で申し上げますと、
「イスラーム世界」
です。

というのも、ウイグルは中国の最も西側に位置しており、かつてアジアとヨーロッパを繋いだシルクロードを抱える砂漠地帯で、イスラーム系の人々が多いからです。
人、言語、建物、音楽、映画何をとっても全てイスラーム仕様となっており、
そこが中国だとは思えませんでした。
面白い事に首都の北京からは3時間の時差がアリ、夜の8時になっても外が明るく感動しました。

さらっと書きましたけど、本当に現地の方は別の国の方という印象を受けます。
漢民族が本来はいるべきところではないと思わざるを得ませんが、
そこを強行突破するのが中国共産党です。
現地の高い地位はほとんど漢民族に奪われ、現地の人の権利を奪っているというのが現状です。
理由はシンプルに、暴動を抑えるため。

私はウイグルを訪れて、
「国とは何か?」
について考える事が増えました。
たとえ同じ国であると主張されても、ある地域の文化が異なれば、その地域は国であるべきだと。
この場合、ウイグルに住む人々が独立して国を作るべきではないかと思うと同時に、
台湾も大陸と文化が異なっているので、違いを主張して独立してもよいのではないかと若造は考えました。

中国にはウイグル以外にも、チベット、内モンゴル、チワン族のように問題は山積みです。
56民族いる国がまとめあげるのが困難な事が分かりますか?

異なる文化の人を取り込むのはいつか破綻するのかもしれません。