今回のポイントは「発音」です。
発音を疎かにする人は長期的にみて、語学力は決して伸びません。
見せかけの幸せそうな夫婦が一瞬で離婚するようなくらい悲しいことです(意味わからんな)。
実際、発音の学習は最も退屈かつ苦痛の要素であり、最も重要な要素でもあります。
というのも、どんな長い外国語のパラグラフやセンテンスであったとしても、細分化した要素は子音と母音であり、それぞれに付与された発音がわからないと聞き取りが非常に難しいからです。
発音記号を学ばさない教育に問題ありかも。
そもそも自分が発音できない音を耳で完全に聞き取るのは難しく、
ストレスが蓄積され、最初の段階で心が折れて諦める人が多いです。
中学校や高校によって差こそあれ、すべての学校で子音母音のそれぞれの違いや
発音記号の読み方なんて学ばなかったはずです。
私は大学生の時に英文学科の音韻論という授業を受けて、
初めて母音と子音のそれぞれの発音の仕方などを学んだくらいです。
これは英語に限らずどの言語にも当てはまるので、この基礎を固めた人にとっては
あらゆる外国語を覚える素地があるとも言えます。
とはいえほとんど忘れてしまいましたが。笑
基礎を知らずして、真似るのは愚の骨頂
中国留学時代に遡ることになりますが、私は留学当初中国人の発音の真似をしようと、
それっぽく発音することばかり注力しておりました。
これは最大のミスであり、ただの自己満足な時間であったと後から気づきました。
いくらそれっぽくいったところでも、相手に伝わらなければ意味がありません。
特に中国語は一つの単語で発音が4種類あります。
中国語学習者ならきっと第一課で習った4つのmaですよ。
この4つの発音の違いを体得しなければうまく伝わりませんし、
むしろ悪い意味の単語と受け取られかねません。
方向転換!その方法とは超地味なやり方だった
後悔しても時間がさらに無駄になるので、切り替えて、
ひたすら子音と母音の発音を中国人の先生の前までわざわざ行って、
発音して間違っていたら矯正してもらいました。
もちろんその場は比較的恥ずかしかったですが、ずっと話せない自分の方が
もっと恥ずかしいと感じたので、地道ながら発音を徹底学習しました。
その結果、1ヶ月後には耳が慣れて聞き取れるようになり、
夢の中で中国語話している自分をみて感動したことを今でも覚えています。
その夢を見たら成果が出ている証拠なので、一つの指標にしてください。
英語も同じく、それっぽく発音したところで悲劇にしかなりません。
基礎疎かにしてしまうと将来的な伸びがなくなるので、
まずは発音から再度勉強し直すのが最善の方法であるとオススメ致します。
今回は短めのコラムとして閉めます。
皆様の努力に幸あれ〜。