中国語ほぼ初心者から新HSK5級に3ヶ月で合格
今ベトナムで働く中で、日本語のみならず、
もちろんベトナム人とお話しする際には英語及び
ベトナム語を使うことが大半となりました。
日本で俗にいう「グローバルに働く」のイメージの通りでしょう。
実際そんなかっこいいものでもありませんが。笑
英文学科でありながら英語は非常に苦手意識を持った状態で
大学を卒業してしまった経緯がありますが、
よく「語学得意なんですね」と聞かれることが多くなりました。
得意というよりは単に身につけるべくして身に付けているので、
体系的な理解は欠如しており、比較的サバイバルな語学力というべきです。
その語学のレベルはどうであれ、現地に飛び込んだときに、
現地語を学ぶことは外国で生きていく上で必須の姿勢だと思います。
私は自慢ではありませんが、1ヶ月半で話せるようになり始め、
3ヶ月後には日常会話は一切問題なく、新HSK5級も余裕合格でした。
*HSKとは?(ご存知の方は下に飛ばしてください)
数ある中国語検定の中でも、HSKは中国政府教育部(日本の文部科学省に相当)が公認する資格です。(主催団体は、中国国家漢語国際推進事務室)そのため、HSKの成績証明は、中国国内だけでなく、日本国内、そして世界中で公的証明として活用することができます。
近年、中国に現地法人を置く企業はますます増加してきており、日本在住の中国人の方も増えてきています。それに伴い、中国現地法人での勤務をはじめ、中国企業とのやり取りを行ったり、中国人顧客への応対を行ったりと、さまざまな業種・さまざまな職種で中国語能力必要とされ始めています。
HSKは、中国国内での就職・転職活動に役立つのはもちろん、中国政府公認という信頼できる中国語検定だからこそ、日本国内の企業の採用条件、昇進や中国現地法人での勤務の条件などとして選ばれています。
TOEFLの中国語版とご理解頂ければわかりやすいかと思います。
私が中国語をいかにして覚えたのかを思い出すと、
今となっては実際ぞっとすることが多いです。
というのも、本当に受験生並みにバカほど勉強していたからです。
初めは“ニーハオ”、“シエシエ”のレベルだったから尚更。
今回は中国語習得へのノウハウについて書いてみますが、
中国語のみならずどの言語でも覚えるときに使える方法もありますので必見。
長文につき、(上)(下)の二つの記事に分けてお送りします。
ノウハウ一覧
①QQ〜覚えた言葉をすぐにチャットでアウトプット〜
②ドラマ〜日常会話の宝庫。使わない手はない〜
③食事〜お鍋は自分を追い込める語学ツール〜
④夜道デート〜大事なのは暗闇の唇〜
⑤作文添削〜周りは全員赤ペン先生〜
⑥ラジオ〜上級者は試してみる価値あり〜
⑦新聞〜時事ネタは現地人との共通のネタ〜
⑧シャドーウィング〜羞恥心は捨てるべし〜
*④〜⑧は(下)にてご紹介
①QQ〜覚えた言葉をすぐにチャットでアウトプット〜
QQとは中国のチャットのことです。
今ではユーザーが激減し、We Chat(微信)に取って代わっています。
読み書きはなんとかわかるけど、リスニングに自信がない時は、
このツールを使ってコミュニケーションを図っていました。
彼らの使う日常会話や若者言葉等をたくさん盗みましたし、
一方、授業や次に紹介するドラマで覚えた言葉をすぐにアウトプットして、
語学力を地道にコツコツを底上げして行きました。
QQのサイトは下記をご覧ください(変な日本語です)
②ドラマ〜日常会話の宝庫。使わない手はない〜
もちろん中国語字幕、中国語音声でドラマを見ました。
字幕を日本語や英語にしてしまうと効果は半減以下でしょう。
ノートパソコンの画面を前にして、ペンとノートを準備し、
随時わからない単語や表現があればすぐにペンを走らせて、
見終わった後に辞書で調べて覚えました。
そのときに見ていたドラマは「夏家三千金」。
恋愛のドロドロした世界を描いた物語で、
日本のように12話で完結なんてあり得ません。
それを全て見切って、日常会話はほとんどドラマから学ぶことに。
余談ですが、今でも鮮明に覚えているフレーズは
我爱错你了(あなたを愛したのが間違いだったわ)。
別れ際につい言いたくなる言葉ですね。
お気持ち痛いほどわかります。
個人的には、台湾ドラマの「我可能不会爱你」はオススメです。
中国ドラマほど長々としておらず、また、理解できる恋愛観だからです。
是非下記リンクをご参考ください。
③食事〜お鍋は自分を追い込める語学ツール〜
*写真は、重慶で有名な火鍋。冷や汗、鼻水、涎が止まらず、次の日には下痢になるレベルの辛さ
初めの方は、自分を追い込むべく中国人を誘って、
一緒に昼ご飯や晩ご飯を食べました。
ともに中国にやってきた日本人留学生とは一定の距離を置いて、
敢えてこのように中国人と一緒にいるようにしておりました。
周りから見たら人付き合いの悪い、風変わりな日本人と思われていたかもしれません。
このとき中国人と会話がたくさんできるように工夫したことは、
それは、意外にも”お鍋”を注文していたこと。
というのも、お鍋って食べるのに時間が掛かるので、
必然的に会話できる時間が長くなります(少なくとも30分は拘束可)。
辞書を準備して、必死に会話をしました。
食材の中国語を覚えたのはこの工夫があったからかもしれません。
おまけにお鍋は割り勘すると一人当たり100円以下でした。
今思えばあり得ない価格帯ですね。
中国の学食最高。
とはいえ、当時と対人民元の日本円のレートは変わり、
物価もまた上昇しているので、今の価格は現地に行って見ないとわからないですね。
続きは、次回!