ベトナムに来てかれこれ2年半で合計6回引越しを経験しています。
その度に不動産屋に依頼をしているわけではなく、会社からの指定、
または、自分でローカルサイトを駆使して物件を探しています。
ベトナム在住の日本人の場合、
ローカルサイトを使って探している人は
まだ見かけたことがありませんが、
恐らく人伝て、または、日系不動産屋に依頼しているはずです。
日系不動産屋さんの場合、1年以上の契約が必須であったり、
そもそも紹介される物件のお値段が少々張ったりするため、
「もっと安くで探したい!」と思う方は少なからずいるはずです。
そのため、今回は私が身につけたローカル流の探し方をシェアするために、
下記のサイトを使ってみたいと思います。
ベトナム語がわからなくても恐れることなかれ!
簡単解説読めば調べてみたくなるかも
このサイトは非常に使い勝手が良いと個人的に感じています!
全てベトナム語仕様になっていますが、
どこに何が記載されているかは簡単にわかるし、
最悪グーグル翻訳を使えば大体の意味が理解可能でしょう。
検索欄の下に8つの項目がありますが、左上から時計周りに説明すると、
「部屋の種類」「都市」「区」「エリア」「性別」「広さ」「月額」「通り」。
試しに上の項目の順に、「賃貸部屋」「ホーチミン市」「1区」「Ben Nghe」「どちらでも」「30−50㎡」「300万VND以上」「指定なし」と選択してみると・・・
「30−50㎡」の条件を無視したデータが2スクロール以内に
4件があるのは百歩譲ってベトナムらしいとして見逃してみます。
各部屋のサムネイルが左側についており、各部屋の間取り、月額、通り、
そしてアピールポイントとなる文章が記載されております。
百聞は一見に如かず。試しに物件を確認
試しに、一番上に表示された部屋を見てみましょう。
2016年10月30日(日)時点でその日にアップされたばかりのホットな物件です。
ベトナム語の項目しかないので、私の分かる範囲内で翻訳してみます。
Dia chi: は住所を指し、細かい番地まで記載されております。
イマイチ場所がパッとしませんが、おそらく路地裏の中にあることがわかります。
Loai tin rao: は部屋の種類を指し、cho thueはレンタル、Phong troが部屋という意味のため、
貸し部屋となります。
Ngay cap nhat: は登録された日であり、hom nayとは「本日」を意味します。正直、早いもんがちです。
Nguoi dang: は投稿者という意味であり、「xuanhuu716」というコードネームが使用されています。おそらくXuanさんで誕生日が7月16日なんでしょう。笑
Dien thoai: は電話を意味し、Dienはその名の通り電話の電です。
Doi tuong: は「対象」という意味で、中国語のDui Xiang(对象)に似ていますね。「tat ca」は全ての意味で、今回理解できていませんが、大した問題にはならなさそうなので無視します。
Dien tich: は見ての通り面積のことです。
Gia cho thue: も見ての通り月額の家賃を指しています。Giaは価値の「価」であり、中国語のJia(价)に由来しています。今回は3.7 Trieuなので、USDに換算すると約165USD程度。ベトナム在住の外国人にとってはかなり破格の値段とも言えます。
これまた百聞は一見に如かず、が似合うポイント
更に下にスクロールすると上記のように、部屋の写真を掲載されています。
ユーザーにとっては一番気になる項目ではありますが、
ここでは迂闊に写真を信じない方が良いです。
異なる物件の写真が堂々と掲載されていたり、
そもそも実物以上に綺麗に写真が撮れていたり、と、
見学した際にガッカリすることもあるからです。
大家さんも悪気があるわけでもなく、呼び込みのためにやっていると思うので、
愛嬌として笑って見過ごしましょう。
期待値は写真から得られた情報の65%くらいに留めておくことをオススメします。
最後はGoogleMapで締めます。
価格良し、写真良しときたら、場所を確かめるしかありません。
一応中心として認識されている1区の中に収まっていますが、
若干1区の外れに近いところに位置していることがわかります。
ここからが本番。ベトナム人に営業を
見て終わりではなく、恐れず投稿者に問い合わせをしてみましょう。
写真上は黒い枠で見えないようにしていますが、
通常は電話番号とメールアドレスが記載されています。
メールでは対応の遅さが予想できるので、極力電話で済ますのが重要です。
大家さんによっては英語が話せないので、
言語の壁で門前払いを喰らう可能性はありますが、
くじけずにアタックして見る姿勢は大事です。
電話も、仕事のテレアポと同じで、
「Hello. This is Makoto. Now I am checking your room in the website. If it is still available, could you check it out today or tomorrow?」
のように一気にストレートに聞いてみてください。
ある程度英語が話せる人であれば、その場で、
落ち合う場所、時間などを決定してくれますし、
その後、SMSで確認のチャットを送ってくれます。
相手としては売ることが目的であり、
ユーザーは製造業で言うバイヤーのポジションとも言えます。
逆の立場だったらベトナム人相手に販売するの大変だろうなと感じます。笑
約束した時間、場所で落ち合い、もし物件が気に入れば、
いつから入居できるのかまで決めなければなりません。
迷っているところがバレてしまうと、他の人にすぐに譲ることになります。
ベトナムならではの裏技も発見!
また、契約を結ぶ時が一番「ワガママ」になれるタイミングです。
日本なら「あの家具つけて欲しい」「カーテンの色を変えて欲しい」
とは大家さんに言うことをはばかる文化があるかと思いますが、
ベトナム人の大家さんであればかなり融通が利きます。
例えば、「冷蔵庫つけて欲しい」とか「カーテンを紺色にして欲しい」など。
ちなみに実際に紺色のカーテンを依頼したら、まさかのグレーが届きました。笑
向こうも無理してくれているから文句は言えません・・・
このようにしてようやく部屋を借りることができるのです。
大変のようですが、意外とスムーズに大家さんとお会いすることができます。
週末の早朝や平日の夜にも対応してくれるので、
それぞれのライフスタイルに合わせて調整できます。
もしそれでも不安がある方は、ベトナム人のご友人と一緒に探してみるか、
私にお問い合わせ頂ければ、直接ご相談に乗ります!
もちろん他にも不動産検索のサイトはあるので、気になる方は、
「cho thue phong tro」と調べて見てください。
tam biet!(さようなら)