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ベトナムの未来と日本の未来について考えてみる

· ベトナム,日本

未来、それは未知の世界?

小さい頃からよく聞く言葉「未来」。

場合によって、それが「将来」とも言い換えられます。

未来について考えてみようという話にはなりますが、

いかんせん経験したことがないことは予想がつかないもの。

インプットしたことがなければ未来などわかるわけがありません。

その結果、田舎の出身の私はたまたま一番近くにあった教師を職業にしようとし、同志社大学文学部に進みました。

今思えば、少ない材料の中で未来を決めようとしていた自分がいました。

しかし、未知だからこそ面白い、と私は考えていますし、ワクワクする変人側の人間です。

とはいっても、これからどのようなサービスや商品が生み出されるのかはわかるようであまりわかりません。

その背景としては、先進国の仲間入りして久しくない日本の中に身を置き、飽和状態の世界しかわからないからと考えております。

ヒトモノカネ情報が全てが満たされているし、正直満員電車やマニュアル通りのファストフード店の対応以外、そこまで不自由もないはずです。

その世界にいるため、良くも悪くも未来のことなんて考えてもわかりませんし、考えなくてもなんとなく生きてなんとなく死んでしまうかもしれません。

しかも、一体どのくらいの人が10年前にガラケーがスマートフォンに切り替わると思っていたのでしょうか?

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もしかすると未来とは用意された世界?

一方ベトナムにいるとどうでしょうか?

ベトナムは日本と比べてもまだまだ発展途上です。

停滞しているわけではないので、伸び盛りの国であり、平均年齢29歳、人口9000万人以上。

日本の高度経済成長期のタイミングと今はそっくりに見えますし、ベトナム人は前を向いて進んで行っています。

相当優秀な人は日本人よりも遥かに勉強熱心で、ベトナムの未来を担う人たちとも仕事柄お会いすることが多々あります。

よく考えてみてください。

ベトナムが次のバンコク、上海、そして東京というふうに進化していきます。

そのような未来が見えているのです。

ともすると、ベトナムからすれば未来とは「用意された世界」なんではないかなと個人的には考えています。

もちろん、戦争や自然災害などの外部要因によって成長が妨げられる可能性自体は否定できませんが、楽観的にも客観的にも見て、ベトナムがこれから成長することは火を見るよりも明らかでしょう。

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ベトナムと日本の未来は一体?

私はノストラダムスでも、霊媒師でもありませんが、ベトナムと日本の未来について予想してみます。

ベトナム

・2040年時点で人口1億人を超え、日本の人口と並ぶ

・現在増えている留学組が海外からベトナムに戻り、10年後にはオピニオンリーダーとして活躍

・ホーチミンやハノイが国際都市として世界から更に注目を浴びる

・高層ビルが立ち並び、特にホーチミンは上海の外灘のような名所になる

・東南アジアの物流の拠点となり、各国からの物資が集まる

・セカンドチャイナとしての低賃金労働の国ではなく、消費国の仲間入り

・お金に余裕が生まれ、ファッションや化粧などに消費でき、おしゃれな人が増える

日本

・人口減少を止めることができず2050年までには9000万人近い人口になる

・超少子高齢化で、人口の半分近くが老人

・定年の概念を70歳まで引き延ばし、年金の支払いも合わせて遅らせる(そもそも年金制度も昔の寿命を元に計算されているので採算が合わないのは不可避)

・不足する労働力をベトナム・インドネシア・フィリピン・ネパール・バングラデシュ・インドから来る外国人で穴埋めする。しかし、職場環境や待遇面から労働争議が発生。

・海外に出ることが当たり前の世界になって来るので、語学力の有無によって進む道が変わるキャリア観が生まれる

・仕事の大半が人工知能や機械に奪われ、ものづくりの国としてロボット生産国として動き始める

・仕事よりも家族、と考える人が増えて、自ずと離婚率が減少

26歳の若造がなにをわかるっていうんだ?というお気持ちは理解致します。

それでもこれは言わせてください。

「ベトナムの未来の方が明るく、今までの他の国での経験から想像することができます。」

良いことも悪いことも歴史は繰り返されるわけです。

逆に日本は旨味を吸い取りすぎて、これから状況が悪化していく可能性が高いです。

「現状維持」をこよなく愛する日本人の真価が問われる頃が到来です。

明るい未来にするのか、暗い未来にするのかは今の我々に掛かっています。

ベテランのお年寄りは自己の老後のことばかり考えているというのが正しい仮説であれば、未来を変えられるのは若者たちです。

さあ、一緒にワクワクする未来を描いていきましょう。

思いがあればまだ間に合うはず。

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