前回の記事では、見落とすべきではないポイントで「発音」を取り上げましたが、今回はまた別の切り口で一緒に考えていきたいと思います。
ずばり、今回のポイントは「モチベーション」です。
モチベーションと聞くと、スポーツや仕事でよく耳にする言葉かと思いますが、
語学も然り、モチベーションは非常に重要なファクターです。
実は大学2年生の時のゼミは「第二言語習得理論」であり、
そこでの大きなテーマは学習者のモチベーションでした。
まず、語学におけるモチベーションとは何か考えたことがありますか?
例えば・・・
「ペラペラになって金髪のお姉さん達とお話しできるようになりたい」
「ゆくゆくは外国人の恋人を作ってみたい」
「留学行くためのテストがあるから頑張りたい」
「海外で働くことが決まったから勉強しなければならない」
これらは程度の差こそあれ、それぞれ立派な目標であり、
この目標を達成するためにはモチベーション管理が重要です。
人間誰もが怠ける生き物だと私は感じており、
途中で目標から逃げようとしてしまう癖があるはずです。
これは純情な感情であるため、自分を責めるのはやめましょう。
余計自己嫌悪に陥るだけです。
しかし目標を掲げるだけで何もできないのでは語学に成果は全く出ません。
逆に言えば、目標に向かって日々努力するだけで結果が出やすいはずです。
昨日までのわからなかった自分が、わかる明日の自分に変わるから、わかりやすいですよね。
もちろんその変化は微々たるものかもしれませんが、学習者にとってそれだけでモチベーションが変わるのであれば儲けものです。
そこでモチベーションを維持するための方法をいくつか簡単にご紹介します。
⑴周りに目標を声高らかに掲げてしまう
有言実行しなければならないと思うと逃げることができず、必死に勉強するはずです。
今であれば、フェイスブックなどで「私は3ヶ月以内にこの言語をマスターします!」というビックマウス発言してみれば頑張るかもしれません。
「頑張れ!」という黄色い声とともに、「無理やろ」という否定派のご意見も頂けるので、
反骨精神が生まれて余計火がつく人も中に入るので、要は使いようです。
心折れないようにご利用ご用法は計画的に笑
⑵同じ目標を持つ仲間を作る
同じ目標を持つ人たちで集まり一緒に切磋琢磨しながら勉強をしてみるのも一つの方法です。
これは前向きな人しかいない環境で効果を発揮しますが、
怠け者集団の中にいると、マイナスにしか働きません。
もしかすると、大学受験の時に一人だけレベルの高い大学を狙った人なら気持ちはわかるかもしれません。
「一緒にいると流されてしまう」と。
大学生で言えば、「意識の高い」学生たちだけで学生団体を運営しているのが成長につながりますし、逆に、サボってばかりの人とばかりいると、それがデフォルトとなり、いつしか目標を忘れてしまうことになりかねません。
仲間も一長一短です。仲間選びは慎重に。
⑶学びたい言語を母語とする外国人の恋人を先に作ってしまう
恋人がいると意思疎通を図るためにも必死に学ぶはずです。
あなたはきっと電子辞書片手にデートやお食事をすることになり、24時間常に勉強です。
「愛を語るために語学」なんと素敵ではないでしょうか。
その代わり、相手が日本語レベル上級者の場合があるので、日本語レベルが日常会話くらいの相手がちょうど良いかもしれません。
ちなみに、相互学習も日本では有効的な手段ですが、留学先では無駄な時間が生まれる原因になります。なぜかは生産性の観点で考えてみると簡単です。
平坦な道などなく、荒れる道を地道に歩くのみ
⑷ちゃちゃっと挫折を味わい反骨精神を生み出す
これは場合によってはドロップアウト組を多数生み出します。
が、負けず嫌いな人にとっては最強且つ最高の維持方法です。
人間は楽な方に流れがちで、目の前のことから逃げてしまいます。
「話せない自分がバレるの嫌だなあ」と思っている人は多いですし、日本人の典型例です。
安心してください、大した語学力がないうちに隠したところで
余計にスピードが鈍化するので、さっさと心折れる体験をしましょう。
「あんたの言葉何言っているのかわからない」
とか
「どこの呪文ですか?」
とかドMな人が言われると喜ぶ言葉を投げられると頑張れる人は頑張れます。
「ベホマズン!」とでも言い返してください。冗談ですが。
そして、結果的にココロオレルどころかココロオドル体験になりえます。
人によってモチベーションの維持方法は異なりますので、
上記の方法が必ずしもフィットするとは思っていません。
あくまで参考にして、自分に合ったやり方を模索してみてください。
ちなみに外国人の恋人は個人的にオススメです。